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11話 狭所の戦闘と、ユウヤの呆れ

ผู้เขียน: みみっく
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-09-28 18:00:35

「なんだ……驚いたぞ、護衛とか言うからよ。それに剣も持っていたが?」

 店主は納得して安堵の表情をして、更に疑問に思った事を聞いてくる。警戒が解けたようだ。彼の顔には、疑問が晴れたような清々しさが浮かんでいた。

「あれは父親が冒険者で、お金を借りる手続きをするのに剣が邪魔になるから預かっていただけだよ」

 俺は、もっともらしい理由を付け加えた。

「あぁ……なんだ、そうか……そういう事か」

 店主は完全に信じ込んだ様子で頷いた。その顔には、疑念が完全に晴れたような表情が浮かんでいた。そろそろ馬車に着いた頃かな……俺は、内心でそう推測した。

♢不正の指摘と兵士の介入

 ミリアと兵士が馬車に辿り着いた頃を見計らって、俺は店主に話し掛けた。

「えっと……おたくの店って悪質な金貸しですよね?」

 俺がそう切り出すと、店主の顔から笑顔が消え、眉間にしわが寄る。その表情は、まるで仮面が剥がれ落ちたかのようだった。

「は? なんだ……急に?」

 子供のイタズラだと思っているのか、悪い事をしている認識がないのか、もう当たり前となっていて悪事をしているという感覚が麻痺しているのか、素の表情で意味が分からないという顔をしていた。まるで因縁をつけられたという顔をしていて演技だとしたらスゴイな役者になれるんじゃないか? 俺は、彼の表情をじっと観察した。

「返済に関して何の説明も無いですし……」

 俺は、核心を突く言葉を続けた。

「説明だと?」

 店主は "ムッとした顔" で聞き返してきた……知らない訳がないと思うけど……説明する義務がある事を知らないで通そうとしているのか? まあ……知らないにしても、忘れていたとしても、どちらにしても違法だ。彼の目には、わずかな動揺の色が浮かんでいた。

「金貨1枚借りて返すのも金貨1枚で良いのですか? それで儲かるんですか? 支払金額の合計額を言ってないですよね? 支払金額の合計の紙も渡してないし」

 俺は、矢継ぎ早に質問を浴びせた。

「何のことだ? ちゃんと渡したぞ」

 店主はしらを切るように答えた。その顔には、あくまでも無実を主張するような表情が貼り付いている。その時、話をしていると5人の兵士達が店の中に入ってきた……あぁ~あ……遊べると思ってたのに……良い所を兵士達に持っていかれちゃったよ。俺は、がっかりして肩を落とした。

 俺は諦めて兵士と入れ替わるように店を出ると、ミリアの待つ馬車に戻ってきた。

♢追撃と戦闘開始

「お疲れ様でした。ユウヤ様」

 馬車の窓が開かれ、ミリアが笑顔で迎えてくれた。その"青く透き通ったキラキラした瞳"は、俺の無事を喜んでいるようだった。護衛の兵士も深々と頭を下げる。

「では、私も取り締まりに行かせてもらいます」

 俺に同行してくれた兵士が、馬車から降りようとした。

「後は任せました。証人のミリアも居ますし屋敷の方へ帰ってますね」

 俺は、兵士にそう告げた。

「はい! お任せ下さい」

 兵士は力強く頷いた。その顔には、使命感と決意が満ちていた。はぁ。もっと活躍出来ると思ってたのになぁ……俺は、心の中でため息をついた。

 兵士の人が馬車から降りるのでドアを開けた時に外がチラッと見えた……あれ? 金貸しというか盗賊が逃げていくのが見えた。店の裏手から、黒い影が数人、慌ただしく走り去っていく。何で取り逃がしてるんだよ……まったく。俺の眉間に、不満の皺が寄った。

「今、店で見かけた従業員が逃げて行ったけど? 店の中の兵士は……何してるんだ?」

 俺が指摘すると、兵士はハッとしたように目を見開いた。その顔は、驚きと焦りで歪んでいる。

「……え!?」

 兵士が、慌てて走って追いかけて一人を捕まえたが数人取り逃がしていた。店の中で戦闘が始まっていて、兵士の方が苦戦して逃げられたんだろうから参加して来ようかな。俺の心に、再び闘志が湧き上がってきた。

「ミリアは出ちゃダメだからね」

 俺は、ミリアに念を押した。

「えぇ……はぁ~い……お気を付けて」

 ミリアの "青く透き通ったキラキラした瞳" は、完全に暇そうで不満そうな表情だ……そして眠そう。退屈そうに体を揺らしている。その口元は、不満げに尖っていた。

「ありがと……」

 ちゅ♡

 ミリアの頬にキスをすると、彼女の顔がパッと明るい笑顔になったので、俺は馬車から降りた。その笑顔は、まるで花が咲いたようだった。ミリアが乗る馬車にバリアを張って、店に向かうと、店主が雇った盗賊が10人程が外に逃げようとして交戦していて、兵士が劣勢で負傷していた。地面には、数人の兵士がうずくまっている。彼らの顔は、苦痛に歪んでいた。

♢戦場での指揮と反撃

 この兵士達は大丈夫なのか? 戦闘のド素人の俺でも苦戦をしている原因は分かるぞ……? 人数差っていうのもあるけどさ……狭い店の中で槍を振り回すってどうなのよ? 振り回した形跡が壁や天井にあるんだけど……? こんな狭い場所なら突くしか無いでしょ……! 俺は、彼らの戦い方に呆れと苛立ちを感じた。

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